Facebookはいかにオープンソースを好んでいるかについて、皆と共有したいと考えている。このため同社は、2014年における自社の活動に関する最新の統計情報を発表した。
その主な内容は以下の通りだ。
- 2014年1月以来、63の新規プロジェクトが開始されている。
- GitHubにおけるアクティブなポートフォリオの数は現在、ちょうど200リポジトリとなっており、FacebookやInstagram、Parseといったプロジェクトにまたがっている。
- Facebookが関わっているオープンソースプロジェクトでは合計1万3000回のコミットがなされており、2013年後半と比べるとその数は45%増となっている。
- プロジェクト全体でみた場合、フォーク総数は2万回となっており、フォロワー数は9万5000人となっている。
- Facebookが関わっているオープンソースライブラリ全体で見ると、コードの総数はおよそ990万行となっている。
Facebookは米国時間6月27日付けのブログへの投稿で、人気の高いプロジェクトをいくつか採り上げ、ユーザーインタフェース作成用のJavaScriptライブラリ「React」や、「iOS」および「OS X」向けのアニメーションエンジン「Pop」にスポットライトを当てた。
Popは、エンドユーザーにもなじみがある2つのFacebookプロジェクトで大きな役割を演じている。
これらのプロジェクトはFacebook Creative Labsから生み出された最初のものであり、1つはデジタルニュースリーダーアプリ「Paper」、そしてもう1つは「Snapchat」に対抗する「Slingshot」だ。
FacebookのエンジニアらはPopによって「われわれの独自アプリであるSlingshotのiOS版を含め、多くの拡張や統合が生み出された」ことを明らかにしている。またPopは、同社のオープンソースプロジェクトでは2番目に人気の高いものへと成長している。
Facebookは今後、4月にサンフランシスコで開催した開発者会議「F8」で披露した製品のいくつかを完成させる予定だ。その1つである「Display Note」は、Facebookによるオープンソースの非同期UIフレームワークであり、6月27日にベータアクセスが提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。