日本マイクロソフトは、東京・品川区の本社ビルで運営している社員食堂「One Microsoft Cafe」が、社員食堂として日本で初めて日本野菜ソムリエ協会の認定レストランとしてリニューアルオープンしたと7月9日に発表した。7月23日に、その記者向け内覧会を開催した。
One Microsoft Cafeは、品川本社の19階に2011年2月1日にオープンした。本社そのものを、ITを活用した先進的なワークスタイルのショーケースとして訴求する狙いを持っている日本マイクロソフトにとって、顧客やパートナー企業向けオフィスツアーにおける目玉として位置づけている。
試食会で提供されたカレーライス。八穀米を使い、野菜たっぷりなのが特徴だ
健康管理を意識したメニュー作りを通じて「働きがいのある会社」を実現する。IT活用を前提とした環境によって「業務スペースとして活用」し、「交流の場」としても生かす。保健指導などを含め従業員の健康管理に積極的に加わることで、企業としてリスクを削減する狙いもあるとのこと。
リニューアルで新たに、1日に必要とされる野菜350グラムのうちの250グラム以上が取れるパック「Vege Box」を販売する。箱の4マスのうち、主菜1品、野菜中心の副菜3品を盛り合わせる。また、家庭に持ち帰って野菜や果物を食べるためのサービスとして「Vege to Go」も開始する。
一般社団法人日本野菜ソムリエ協会運営部ネットワーク推進チームのマネージャー、小場瀬光子氏によると、同協会が「旬の野菜を味わい楽しむことができる」として認定するレストランは現在全国に211あるという。
定められた基準を満たす旬の野菜5種類を使ったメニューがあること、四季折々の野菜を使用した独自メニューがあること、旬の野菜に関する情報を発信していることなど5つの基準がある。
今回、One Microsoft Cafeを認定した理由として「旬の野菜を多く取れる独自メニューを多く考案している」「社員食堂という日常の食空間でレストランのような質の高いサービスを提供している」という2点を挙げた。
One Microsoft Cafeの運営にはWindows端末とMicrosoft Azureを活用しており、日本マイクロソフトは「IT企業らしい社員食堂に進化させていきたい」としている。
One Microsoft Cafeにおける支払いの仕組み