「Oracle Linux 7」がリリース

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-07-24 12:11

 Oracleは、Linuxの誕生とほぼ同時期からこのOSをサポートしてきている。しかし、同社の最高経営責任者(CEO)Larry Ellison氏とRed Hatとの間に意見の食い違いが生じた2006年、同社は「独自の」Linuxディストリビューション、つまり「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)のクローンである「Oracle Linux」を手にする必要があるとの決断を下した。それから8年経った今も、同社は「Oracle Linux 7」のリリースによって、RHELに軸足を置いたディストリビューションの開発を続けている。

 最近新たにリリースされた「RHEL 7」と同様に、Oracle Linux 7では「XFS」や「Btrfs」、Linuxコンテナ(LXC)、「DTrace」「Xen」の機能拡張が特長となっており、「OpenStack」によるクラウドもサポートされている。

 またOracleは、Red Hatの後を追うように、OpenStackのインテグレーターであるMirantisとの提携も果たした。なお、Red HatとMirantisは2013年以来、RHELおよびOpenStackにおいて協力してきている。

 RHEL 7とOracle Linux 7の大きな違いは、Oracleのディストリビューションの商用版が「Ksplice」をサポートしている点だ。Kspliceは、再起動することなしにOracleやRHELのセキュリティアップデートをLinuxカーネルに適用できるようにするプログラムだ。

 Oracleは2011年にオープンソース企業Kspliceを買収し、その後すぐにOracle LinuxとRHELでのみ利用可能にした。それ以来、「KernelCare」や「kpatch」といった、「再起動せずともパッチを適用可能にする」他のLinuxプログラムが登場してきている。しかし、後から登場したこれらのプログラムは現時点でKspliceほどには成熟していない。

 Oracle Linuxは無償でダウンロード提供されている。ただ、サポートを得たければ有償の「Oracle Linux Support」契約を締結する必要がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]