TKCは、円滑なコミュニケーションや経営意思決定のスピードアップを支える社内コミュニケーション基盤の見直しに向けて、映像会議を中核とした製品を8月から導入した。同社とシスコシステムズが8月5日に発表した。
従来拠点間の会議に利用していた映像会議システム“テレプレゼンス”に加え、既設のネットワーク環境を利用して社員が手持ちのPCやスマートデバイスから、いつでもどこからでも安全なアクセスが可能となるSaaS型ウェブ会議システム「Cisco WebEx」を全社で採用した。
情報セキュリティが求められる社内会議では通信環境として仮想専用網(VPN)を活用したリモートアクセス「Cisco Any Connect」を採用すしている。端末の利用環境が多彩な社外会議ではWebExでプラットフォームを問わず、参加用URLを案内するだけで簡単に会議を開ける。
TKCでは、これまでの社内外の会議に場所や時間の制約があり、「参加者の日程調整で開催が遅れる」「必要な会議が開催できない」といった不都合があった。トラブル発生時の顧客サポートでは、「電話では正確な状況把握が難しく解決までに時間が掛かる」「訪問では即時性に欠ける」などの問題も指摘されていた。今回の製品導入は、こうした課題の解決を図っていく。