アシストは8月7日、米Progress Softwareのビジネスルール管理システム(Business Rule Management System:BRMS)ソフトウェア「Progress Corticon」のルールモデリングコンポーネントである「Progress Corticon Studio」を90日間無料で利用できる評価版のダウンロードを開始した。
BRMSはビジネスルールと処理プログラムを分けて管理でき、従来型の開発では困難だった、後工程での仕様変更、柔軟かつきめ細かい要件対応、迅速で容易なシステム改修を実現し、生産性向上や工数、コストの削減に寄与するものとして期待されている。与信や保険加入審査が必要な金融業界、料金プラン変更が多い通信業界など、ビジネスルールが頻繁に追加、変更になる場合に大きな効果を発揮し、企業力を高める手段の1つとして注目されている。
Progress Corticonは世界で500社以上の導入実績があるという。アシストでは2013年11月から取り扱っている。100%コーディングレスでルールの追加、変更を迅速にシステムに展開できるだけでなく、ルールを記述した段階で論理エラーの有無を1クリックで自動検証し、矛盾性や曖昧性の早期発見が可能としている。
Progress Softwareの独自のアルゴリズムでルール数やデータ処理の複雑さが増しても高性能を実現できるという。ルールエンジンからSQLコーディングなしで業務データベースにアクセスできることに加え、作成したルールはJavaと.NET環境のどちらでも稼働できるという。
評価版は90日間無料で評価できる。機能は製品版と同一だが、データベース接続オプションは含まない。問い合わせや質問には回答しない。税別販売価格は、Progress Corticon Studioが1ユーザーあたり55万円、ルールエンジンの「Progress Corticon Server」が1コアあたり880万円となっている。要望があれば、BRMSの実行環境と言えるルールエンジンの評価版も利用できるとしている。