IBMは、クラウドによるセキュリティサービスを提供するLighthouse Security Groupを買収した。買収の金銭的条件はすぐには明らかにされなかった。
Lighthouse Security Groupは、長期にわたるIBMのパートナーであるLighthouse Computer Servicesの子会社。同社のシグネチャープラットフォームである「Lighthouse Gateway」は、企業情報がますますクラウドに保存され、モバイル機器からアクセスされるようになっているIT環境で、ID情報とデータを保護するために活用されている。
今回の買収は、アイデンティティとアクセス管理(IAM)の分野での、IBMによるわずか2週間で2度目の買収となる。同社は前回、7月末にCrossIdeasを買収している。
IBMはLighthouseとCrossIdeasの事業を、IBMによる既存のIAM製品と統合し、アイデンティティにフォーカスしたセキュリティソフトウェアとサービスの総合的な製品群を確立する狙いだ。
エンタープライズソフトウェア業界では、買収を事業成長の足がかりとすることは今や事実上の標準となっているが、IBMは一連の企業買収によって、特にエンタープライズセキュリティ分野では利益を獲得しているようだ。
Gartnerが算出した最近の数値では、IBMはセキュリティソフトウェアベンダーとしてSymantecとMcAfeeに続いて第3位となり、2013年の売上高は前年比20%増の11億4000万ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。