IBM、Lighthouse Security Groupを買収--ID/アクセス管理分野の買収は2週間で2度目

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-08-12 11:12

 IBMは、クラウドによるセキュリティサービスを提供するLighthouse Security Groupを買収した。買収の金銭的条件はすぐには明らかにされなかった。

 Lighthouse Security Groupは、長期にわたるIBMのパートナーであるLighthouse Computer Servicesの子会社。同社のシグネチャープラットフォームである「Lighthouse Gateway」は、企業情報がますますクラウドに保存され、モバイル機器からアクセスされるようになっているIT環境で、ID情報とデータを保護するために活用されている。

 今回の買収は、アイデンティティとアクセス管理(IAM)の分野での、IBMによるわずか2週間で2度目の買収となる。同社は前回、7月末にCrossIdeasを買収している

 IBMはLighthouseとCrossIdeasの事業を、IBMによる既存のIAM製品と統合し、アイデンティティにフォーカスしたセキュリティソフトウェアとサービスの総合的な製品群を確立する狙いだ。

 エンタープライズソフトウェア業界では、買収を事業成長の足がかりとすることは今や事実上の標準となっているが、IBMは一連の企業買収によって、特にエンタープライズセキュリティ分野では利益を獲得しているようだ。

 Gartnerが算出した最近の数値では、IBMはセキュリティソフトウェアベンダーとしてSymantecとMcAfeeに続いて第3位となり、2013年の売上高は前年比20%増の11億4000万ドルとなっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]