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朝日火災、保険料試算システムをPaaSで構築

山田竜司 (編集部)

2014-08-28 12:11

 朝日火災海上保険(朝日火災)は保険料試算システムをPaaSで構築し、集客の効率性と集客の効率性を上げている。パイプドビッツが8月27日に発表した。

 朝日火災は、国内向け損害保険に特化して事業を展開し、代理店3240店を統括している。ウェブ上で手軽に保険料の試算ができ、代理店が試算データを後続業務に活用できる保険料試算サイトをこの春に構築した。試算サイトはウェブ通販を想定したものではなく、後続して保険代理店による顧客対応と契約締結業務があるため、保険代理店への送客を果たすO2O施策の一面がある。この保険料試算サイト「ホームアシスト ラクラクWEB試算」は、パイプドビッツが提供するPaaS「スパイラル」で構築されているという。

 スパイラルで構築された火災保険料試算サイトでは、ウェブフォーム機能を活用し、PHPの保険料計算用カスタムモジュールを組み込んだ入力フォームのほか、一覧表や単票機能を活用したFAQページや用語説明、契約時に用意する書類などが案内されている。

 保険代理店ウェブサイトから試算サイトに流入した保険加入希望者が、試算用入力フォームで建物情報や地震保険の加入有無、保険期間やプランなどを選択していくと、ウェブページで見積り結果が表示され、任意で個人情報などを入力して契約手続きを依頼できる。

 依頼があると、試算結果DBにパラメータで管理された流入元代理店と紐付けてデータが格納される。同時に、顧客には試算結果を知らせするメールが、朝日火災と流入元の保険代理店には通知メールが自動配信される。

 保険代理店が、各代理店専用IDで「スパイラル」にログインすると、試算結果DB内の自代理店データを抽出した仮想DBを閲覧し、データのダウンロードができる。さらにそのデータを既存の申込書作成システムに連携、読み込みすることで、顧客へのヒアリングや再入力を削減でき、導入前には30分かかったものが導入後は2分になったとした。

 スパイラルが選定された理由として、「コスト」「ウェブ、データベース、メールなどPaaSのコンポーネントによりDB を一元化できること」「開発期間の大幅な短縮」「カスタマイズが容易であること」などを挙げた。構築時のサポート体制、保守運用時の商品改定やキャンペーン対応などにノンプログラミングで対応できる点も決め手の1つになった。

 導入の結果、保険代理店への資料請求率は約130倍に、資料請求からの成約率は約3倍になったという。保険代理店からは、外回り営業時の利便性が高まったことに加えて、試算スピードや試算サイトの使いやすさが評価されたと説明している。

 今後は、主力商品の自動車保険や損害保険などへの試算サイトの拡張や、「スパイラルAPI」を用いた基幹システム連携を図るとしている。


システム概要図

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