インテル超低消費電力CPU「Core M」を正式に発表

Ed Bott (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-09-08 11:21

 Intelは、「Intel Core M」プロセッサを正式発表した。同プロセッサは14nmプロセスを採用した、「Broadwell」アーキテクチャの初めての製品。

 Broadwellプロセッサファミリは2013年に出荷予定だったが、製造上の問題から度々出荷を先送りしてきたが、ようやく出荷にこぎ着けた。

 発売されるのは、2.0GHzの「5Y10」および「5Y10a」と2.6GHzの「5Y70」。「2-in-1」とIntelが呼ぶデバイスに最適化されている。i3、i5、i7シリーズとUおよびHファミリの後継プロセッサは2015年に出荷される。

 第5世代の新プロセッサの消費電力は4.5Wで、第4世代HaswellファミリのYシリーズの11.5Wの半分以下に抑えられている。バッテリ寿命が最大20%向上するため、Ultrabookでは1.7時間の長寿命化が期待できる。また、冷却ファンが必要なく完全な静音設計が可能になる。

 また、Core Mは現行のHaswellファミリで同等の位置づけにあるプロセッサに対し50%小型化し、30%薄くなったため、IntelはCore Mを使うと9mm厚のPCを実現できるという。

 Lenovo、Hewlett-Packard(HP)、Dell、ASUSはCore M搭載機を10月に出荷する。2014年9月5から6日間、独ベルリンで開催されたIFA 2014では、Lenovoが重さ816.5gで厚さ9.7mm、11.6インチディスプレイ搭載の新型Lenovo ThinkPad Helixを出品した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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