情報漏洩対策ソフト「GUARDIANWALL」新版、スマートデバイスに対応

NO BUDGET

2014-09-19 15:27

 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は9月18日、独自に開発、販売する企業向け情報漏えい対策ソフトウェアの新版「GUARDIANWALL Ver7.5.01」の提供を開始した。税別価格は、ユーザー数50人でStandardモデルが製品ライセンス96万円で年間保守料14万4000円、サブスクリプションモデルが年間62万4000円などとなっている。

 GUARDIANWALLは、メールに含まれるキーワードや添付ファイルの種類などの各種検査と、送受信先の配送条件を組み合わせることで情報漏えいを防止するメールフィルタリングとアーカイブの機能を利用できるソフト。新版では、スマートデバイスでも保留メール管理機能を利用できるようになった。リリース時点ではiOS 7.1に搭載されるSafariでの動作を確認している。他のスマートデバイスについては今後順次対応する。

管理画面例
管理画面例(キヤノンITS提供)

 スマートデバイスからGUARDIANWALLの管理画面にログインすると、スマートデバイス環境に最適化して視認性や操作性を向上させた保留メール管理画面を利用できる。スマートデバイスを使った場合でもメールの保留状況の確認、メールの本文や添付ファイルの閲覧が容易になり、保留メールの承認と否認を効率的に操作できるという。管理者が外出などで自席に不在でもメールを管理できるとしている。

 新版ではまた、受信したメールを転送する機能で転送先アドレスをBccで指定できる機能を追加した。従来の転送方法に比べて、元のメールをそのままの形で受信できるため、管理者の確認作業が容易になるという。

 PC版の保留メール管理画面の操作性も改善を図った。保留管理画面の「送出BOX」と「削除BOX」に格納されているメールも「保留BOX」と同様に複数ページ表示に対応した。それぞれのボックスに多数のメールが格納されていても、画面をスクロールすることなくページを切り替えて閲覧できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  5. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]