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ビッグデータの常識--これから活用したい企業が知っておくべき10のこと - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-10-06 06:00

ビッグデータはまだ万人向けではない

 ビッグデータはまだ、比較的新しい現象である。確かに、多くの企業はできるだけ多くのデータを取り込み、活用しようとしのぎを削っているが、それは、全ての企業が現在、ビッグデータの取り組みを始められる立場にあるという意味ではない。

 「ビッグデータが大げさに謳われているせいで、どの企業でも驚くようなビッグデータ戦略を練り上げていると思われがちだ。大半の企業はいまだに、『スモールデータ』に価値を見つけようと必死になっているというのが現実である。彼らはビッグデータが何かは知っているものの、大半はそれを活用し、役立てる方法が分からずにいる」(Belkin氏)

ビッグデータはまだ人によるインプットを必要とする

 ビッグデータの処理には、その目標を適切に達成するために、人によるインプットがまだかなり必要とされる。データを使って洞察を得られるようになる前に、データサイエンティストはデータを手作業で選別し、余計なものを取り除き、形を整える必要がある。

 しかし、Paxataの製品担当バイスプレジデントで共同創設者のNenshad Bardoliwalla氏は、データの準備により多くの人手をかけ続けるのは、うまくいきそうな方法ではないと述べている。

 「したがって、現在では人の処理能力を大量に消費している準備プロセスを、機械学習やセマンティック分析のような最先端の手法を使って自動化することが必須となる」(Bardoliwalla氏)

ビッグデータは新しいツールを必要としている

 われわれは今、かつてないほど多くのデータを利用することができる。データ収集メカニズムは、さまざまな種類のデータを大量に収集できるように、常に発展をつづけている。こうした発展に遅れずについていけるツールが必要になるだろう。

 Olson氏は、企業が機械学習と高性能モデリングを導入することは「目覚ましい」ことだとしており、わずか数年前には、こうしたツールは研究室で開発されている段階だったことを指摘している。データの利用可能性が増すにつれて、そのデータを分析する新しい方法へのニーズも高まるだろう。

ビッグデータは広がる

 ビッグデータの処理は煩雑になりかねないが、ビッグデータの処理によって価値ある洞察を生み出すことができ、そうした洞察はIT部門の範囲を超えて広がっていく。ビッグデータから得られる洞察は、販売や、顧客エンゲージメント、リスクなど、自分のビジネスのさまざまな側面の理解を深めるのに役立てられる。例えば、ユーザーは特定地域の気象データを重ねることで、それが小売店での単位面積当たりの売上額にどう影響するかを見ることができる。

データはあらゆる場所にある

 センサテクノロジの発達と、「モノのインターネット(IoT)」の動向の成長は、ほぼあらゆる業界の企業がビッグデータを利用可能だということを意味している。

 「農業から政府機関、製薬業界にいたるまで、ビッグデータは、ほぼあらゆる業界のビジネス慣習を変え、向上させられる可能性のある要素だ」(Li氏)

ビッグデータはまだ始まっていない

 Olson氏によれば、ビッグデータの利用拡大はこれまで、従来型のシステムが高速かつ大規模に稼働するようになったことが原動力になっているという。同氏は、本当の成長はまだ始まっていないとしている。

 「今後10年間で、真の利用拡大は、例えば、エンジンや建物、道路に設置されたセンサなどの、地球全体に広がる計測装置によって後押しされるだろう。確かに、そうしたものはしばらく前からあるが、ネットワークには接続されていなかった。その状況は変わってきている。それが実現すれば、われわれが利用できるデータの特徴や量に大きな変化をもたらすだろう」(Olson氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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