多くのビジネスリーダーが、奇跡を期待してビッグデータの取り組みを始めているが、結局、ビッグデータによって別の複雑さが生じることや、恩恵を受けるには予想よりもはるかに多くの手間が必要であることに気づく。
企業が取り組みを進めているのは、ビッグデータが積年のビジネス上の課題に答えをもたらし、市場での競争力を高め、よりよい製品やサービスを提供できるようになることを期待してのことだ。熱気は高まっているが、ビッグデータに間違った期待をしてしまうことも多い。ビッグデータから十分な恩恵を受けるには、適切な手を打つ必要がある。この記事では、その価値を最大化するための正しい手順を踏まない限り、ビッグデータがあるだけでは期待できない10のことを説明する。
1.ビジネス上の課題を解決する
ビッグデータはビジネス上の課題を解決してはくれない。解決するのは人間だ。作業に入る前に、時間を取ってビッグデータからどのような情報を引き出したいのかを決めた組織だけが、求めているビジネスインテリジェンスを得ることができる。
2.データ管理を楽にする
IBMによれば、世界では毎日250京バイトのデータが生成されているという。そのほとんどがビッグデータだ。当然ながら、世界中の企業が管理するデータの量も指数関数的に増えている。明確なデータ保持ポリシーおよび利用のポリシーがないまま(特にビッグデータに関して)データが積み上がっていけば、企業はますますその管理に苦労することになる。
3.セキュリティの問題を軽減する
多くの企業では、ビッグデータに対する安全なアクセスは、まだ未解決の問題だ。これは、ビッグデータに関するセキュリティポリシーが、従来の基幹システムに属するデータほど明確に定義されていないためだ。IT部門はエンドユーザーとともに、誰にどのレベルのビッグデータとそれに対応する分析結果に対するアクセスを許すかという問題に取り組むべき時期に来ている。
4.重要なITスキル分野の人材不足を解決する
ビッグデータデータベース管理、サーバ管理、ソフトウェア開発、ビジネス分析スキルといったスキルを持った人材は不足している。これらのスキルが必要になるため、今でさえ人材が不足しがちなIT部門にとっては、さらなる負担になる。
5.従来の基幹システムの重要性を下げる
従来の基幹システムは、ビッグデータが重要になるに伴い、ますます価値が高まる。これらの基幹システムは、ビッグデータを分析して重要なビジネス上の課題に答えるために必要な、重要な手がかりを与えてくれることが多い。