米Oracleは9月29日、Oracle OpenWorld 2014 in San Franciscoにおいて最新のクラウドアプリケーション「Oracle Cloud Applications」 Release 9を発表した。
同社が公表した主な特徴は以下の通り。
・パーソナライズ
ユーザーは自社の業務に合わせてアプリケーションを調整し、従業員が自らユーザーエクスペリエンス、ダッシュボード、レポート、ワークフロー、データを設定できる。ユーザーとパートナーは「Oracle Cloud Platform as a Service」(Cloud PaaS)を使ってCloud Applicationsをパーソナライズして新しい機能を作成したり、モバイル向けを含めたSaaS形式のアプリケーションを独自に作成できる。
・結合
Cloud Applicationsを利用することで、企業はビジネス全体(データ、プロセス、アナリティクス、人)を結合し、統一されたユーザーエクスペリエンスを従業員に提供できる。さらに、ユーザーはクラウド、オンプレミス、サードパーティ製アプリケーションの間でプロセスとデータをシームレスに統合できる。
・セキュア
Cloud Applicationsは、世界19カ所のデーセンター、インダストリークラウド、データセキュリティ、共通のコントロールとプロセス、高度なセキュリティインフラストラクチャ、分離されたデータテナンシーを通じて、ユーザーがデータの所在に関するローカル要件を順守する上で役立つ。
・クラウドの利用のための実用的手法
ユーザーによるクラウドアプリケーションの採用に役立つように、OracleはCustomer 2 Cloudプログラムを「Oracle ERP」の顧客にまで拡大。このプログラムを通じて、Oracleのオンプレミスユーザーは、現在のサポートをクラウドアプリケーションへと移行できる。