Gartnerは米国時間10月7日、2015年の戦略的テクノロジのトップ10を発表した。
3Dプリンティングは2014年にトップ10入りを果たしていたが、今回3位まで上昇した。3Dプリンティングが現在戦略的と位置づけられるのは、多くの企業がプロトタイプ制作などの用途でシステムを入手しているからだ。Gartnerのハイプサイクル上では、3Dプリンティングは実質的な利益を上げられる段階に到達している。
そのほかの項目は次の通りだ。
- 場所を問わないコンピューティング(Computing Everywhere):いろいろな意味で、「場所を問わないコンピューティング」は、モビリティやマルチスクリーン、センサを指している。企業はユーザーエクスペリエンスに集中し、それに合わせて才能ある人材を雇用する必要があるだろう。
- モノのインターネット:これは厳密に言うと戦略的な面では新しいニュースではないが、GartnerのアナリストのDavid Cearley氏は、全てがネットワークに接続された時代に得られるデータとアナリティクスを実際に活用するためには、企業は新しいアーキテクチャを必要とするだろうと主張している。
- 高度で広範かつ不可視なアナリティクス、コンテクストリッチなシステム、スマートマシン:これら3つのテクノロジに共通するテーマは、マシンはより人間らしくなり、コンテキストを理解するようになり、最終的には人間の仕事を奪う可能性があるということだ。
- 最後の4つのテクノロジは、クラウド/クライアントコンピューティング、ソフトウェア定義型のアプリケーションとインフラストラクチャ、ウェブスケールIT、そしてリスクベースのセキュリティとセルフプロテクションだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。