Microsoftは「Microsoft Azure」ユーザーを対象に、「Microsoft Antimalware for Azure Cloud Services and Virtual Machines」をリリースした。
この無料の拡張機能は、デフォルトで無効の状態でインストールされる。対象は全ゲストOSで、具体的には「Windows Server 2008 R2」「Windows Server 2012」「Windows Server 2012 R2」。Azureの「Virtual Machines」プラットフォームにはデフォルトでインストールされないが、Azureの管理ポータルや「Visual Studio」の仮想マシン設定の中で、「Security Extensions」以下の設定で追加することができる。
このマルウェア対策サービスでは、Microsoftのマルウェア対策製品「Forefront」「System Center」「Windows Defender」と同じエンジンとシグネチャが使われている。また同じアップデートや、オンデマンドおよびリアルタイムのスキャニングが提供される。無料である一方で、このソフトウェアを稼働させることにより「(中略)データ、ネットワーク、コンピューティングリソース使用量が増加する可能性があり、追加ライセンスやサブスクリプション費用につながることもある」という。
このサービスはAPIやPowerShell経由、およびVisual Studioの「Server Explorer」における仮想マシン設定を使ってプログラムできる。これにより、企業は同サービスの設定を高度に管理することが可能だ。インストールと起動をした上で「Azure Diagnostics」で設定した場合、同サービスはイベントを「Azure Storage」アカウントに記録する。これらのイベントは、「HDInsight」やSIEMシステムに送ることもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。