MicrosoftのAzureチームは米国時間11月18日、「Docker」との連携を一歩進め、Linuxホスト上のDockerコンテナを「Windows」マシンから直接管理できるようにしたと発表した。
これにより、Linuxホストで動くDockerクライアントにWindowsマシンから直接アクセスして管理できるようになる。これまでLinuxベースのクライアントコマンドラインインターフェース(CLI)を利用してDockerコンテナ実装を管理したり、boot2dockerを利用してWindowsクライアントマシンで仮想化された実装環境を設定できたが、Windows CLIを利用してWindowsクライアントからDockerホストを直接設定、管理できる。
MicrosoftとDockerとの関係は2014年6月にさかのぼる。当時MicrosoftはLinux仮想マシン上でDockerコンテナのサポートを追加し、Azureクラウド内でDocker化されたLinuxアプリケーションを利用できるようにした。その後10月15日、Dockerコンテナを開発するDockerとの提携を発表し、次期「Windows Server」で直接Dockerをサポートすることを発表した。この提携の下でDocker Engine for Windows Serverの開発、AzureでのDocker Open Orchestration APIのサポート、Azure GalleryおよびPortalでのDocker Hubイメージを統合するなどの計画も明らかにしていた。10月の提携発表以来、Azure上のLinux仮想マシンでのDockerホストの設定を可能にするPortalでのAzure拡張のサポートなどの機能を加えたとしている。
Microsoftはまた、Docker HubでASP.NET向けDockerイメージを公開したことも発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。