IT開発と運用が協力するDevOps、導入企業は改善を実感--米調査

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2015年01月19日 10時51分

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 企業は現在、新しい製品やソフトウェアを素早く開発しなければならないというプレッシャーを受けており、DevOpsを導入している企業は速度や品質で多少の改善を感じている--これが、CA TechnologiesがビジネスとIT分野のリーダー1425人を対象に行った調査で分かったことだ。調査では、回答者の24%の企業が何らかの形でDevOpsを導入しており、46%が今後2年ほどの間にDevOps戦略を検討すると回答した。

 開発者と運用チームは通常、考え方が異なるので、両者が協力し合うDevOpsは重要なイニシアティブとなる。開発者は形式ばらない働き方で、時間を問わずに作業することが多い。一方の運用担当は、組織構造やスケジュールをより重視する。ソフトウェアのリリースを少しでも早めるためには、この2つのグループが協力しながら作業する必要がある。

 DevOpsを導入している企業の多くが、すでに組織内でのソフトウェアの動きと実装の速度が改善したと実感しているようだ。DevOps導入の最大のメリットとしては以下が挙がった。

  • ソフトウェア開発の頻度が高まった(46%)
  • 事業部間のコラボレーションが増えた(39%)
  • 自社のソフトウェアやサービスを利用する顧客の数が増えた(39%)
  • アプリケーションの品質と性能が改善した(36%)

 だがDevOpsは一夜で開始できるものではない。組織レベルでの作業により全員を取り込む必要がある。DevOpsはよいことだと全員が同意したとしても、ワークフローを変えて自社に最適なコラボレーション環境を設定することは時間がかかるし、ちょっとしたトラブルもあるだろう。CAの調査ではDevOps導入の障害についても取り上げている。興味深いことに、セキュリティへの懸念がトップとなった。開発チームがテスト目的で必要とするデータについて、運用チームは必ずしもこれらのデータを自由に渡す準備ができていないようだ。

  • セキュリティまたは規制遵守への懸念(28%)
  • 開発チームと運用チームの間での役割と責任の連携(27%)
  • 組織レベルでの複雑さ(27%)
  • どのチームの予算をどこに充てるのかが不明確/予算がない(26%)
  • ROIの点から正当化できない(25%)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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