マイクロソフトが法務支援のためのテキスト分析技術を手掛けるEquivioを買収

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-01-21 10:06

 Microsoftは米国時間1月20日、テキスト分析に特化したeディスカバリ(電子情報開示)やコンプライアンス対応のためのプラットフォームを提供するEquivioを買収したと発表した。買収額は非公表で、これが2015年に同社が行う最初の買収となる。

 MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントであるRajesh Jha氏は、発表のブログ記事で「この買収は、顧客が大量の電子メールや電子文書を管理する際、法務上およびコンプライアンス上発生する課題に対応するのを支援するためのもの」と述べている。

 Equivioの主力製品「Zoom」は、法務支援のための「裁判所に認められた機械学習プラットフォーム」だ。

 Microsoftはこの買収を行った理由の1つに、Equivioの機械学習に関する技術の高さを挙げている。同社は、機械学習によって、法務上あるいはコンプライアンス対応上必要な情報を電子メールや電子文書から抽出する作業を、素早く簡単に行えるようになると述べている。

 MicrosoftはEquivioの機械学習技術を、「Office 365」が持つeディスカバリや情報ガバナンスの機能強化を、数カ月前倒しするために活用する予定だという。

 この買収を発表したブログには、「この技術は、役に立つeディスカバリツールとして法務コミュニティで広く認知されている。Equivioの顧客には米国の連邦政府機関や、数百社の法律事務所、企業、その他の組織が含まれている」とある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  2. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

  5. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]