Microsoftは米国時間1月20日、テキスト分析に特化したeディスカバリ(電子情報開示)やコンプライアンス対応のためのプラットフォームを提供するEquivioを買収したと発表した。買収額は非公表で、これが2015年に同社が行う最初の買収となる。
MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントであるRajesh Jha氏は、発表のブログ記事で「この買収は、顧客が大量の電子メールや電子文書を管理する際、法務上およびコンプライアンス上発生する課題に対応するのを支援するためのもの」と述べている。
Equivioの主力製品「Zoom」は、法務支援のための「裁判所に認められた機械学習プラットフォーム」だ。
Microsoftはこの買収を行った理由の1つに、Equivioの機械学習に関する技術の高さを挙げている。同社は、機械学習によって、法務上あるいはコンプライアンス対応上必要な情報を電子メールや電子文書から抽出する作業を、素早く簡単に行えるようになると述べている。
MicrosoftはEquivioの機械学習技術を、「Office 365」が持つeディスカバリや情報ガバナンスの機能強化を、数カ月前倒しするために活用する予定だという。
この買収を発表したブログには、「この技術は、役に立つeディスカバリツールとして法務コミュニティで広く認知されている。Equivioの顧客には米国の連邦政府機関や、数百社の法律事務所、企業、その他の組織が含まれている」とある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。