Microsoftは米国時間2月18日、「Microsoft Azure」上で動作する、モバイルのリアルタイム分析サービス「Azure Mobile Engagement」のパブリックプレビュー版を公開した。
新サービスは、2014年5月に同社が買収した、パリに拠点を置くCapptainのテクノロジに基づいて開発されたものだ。
ユーザーは同サービスを使用することで、アプリの利用を促したり、ターゲット広告やマーケティングキャンペーンを作成するためのリアルタイム分析が可能になる。データは既存のCRMやCMSのほか、他の業務システムからAPIを介して収集できる。
同社のブログ投稿には以下のように記されている。
「Azure Mobile Engagementは、SaaSとして提供される、データ駆動型のユーザーエンゲージメントプラットフォームであり、これによりリアルタイムで粒度の高いユーザーセグメンテーションと、アプリユーザーの分析、コンテキストアウェアなスマートプッシュ通知、接続されているすべてのデバイス間でのアプリ内メッセージングなどが可能になる」
このサービスは、Googleの「Google Cloudメッセージング」(GCM)や、Appleの「Appleプッシュ通知サービス」(APNs)、Microsoftの「Microsoftプッシュ通知サービス」(MPNS)といった他のプッシュ通知サービスのゲートウェイとも連携できる。なおMicrosoftは、この新サービスが顧客のデータから得た情報を共有したり、販売するものではないという点を同ブログで強調している。
プレビューはMicrosfot Azureのサイトからダウンロードできる。価格情報のページも用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。