同社では、パートナープログラム「Citrix Solution Advisor(CSA)」を刷新し、よりシンプルな認定資格の導入とともに、新たな売り上げ要件、インセンティブを設定したことを発表した。
新たなCSAプログラムでは、シトリックスの各製品や技術に対する提供能力を証明するCitrix Specialistプログラムを新たに導入。2015年第2四半期以降、国内のパートナー向けに展開を開始する予定だ。
King氏は、「CSAプログラムの刷新の狙いは、顧客視点を重視し、最高の機会と、多くのオプションを提供。ソリューションの実装を速めることができる。モバイルワークスペースを浸透させることができるプログラムになる」と述べた。
また「Citrix Workspace Suite」「Citrix XenDesktop」「Citrix XenApp」「Citrix XenMobile」「Citrix NetScaler VPX」などの製品をサービスプロバイダーを通じてクラウドサービスとして提供する「Citrix Service Provider(CSP)」プログラムを拡充することも発表した。
「CSPプログラムは、2014年にスタートしたもので、これをさらに強化。これまで提案できていなかった企業に対しても、ソリューションを提供する機会になる」(King氏)
CSPには、日本Hewlett-Packardや、NTT ITといったパートナーが新たに参加するという。
一方、King氏はビジネスのモバイル化を実現するための5つの基本原則として「価値とサービスは消費者側にシフト」「ユーザー体験とセキュリティが最優先」「アプリとデータを統合し、安全に配信」「モバイルワークスペースそのものが新たなデスクトップになる」「ソフトウェアがすべてを実現する」という点を指摘。「シトリックスは、ネットワーク、デスクトップ、コラボレーション、インフラストラクチャーという技術と製品を、包括的なソリューションとして企業に提供。安全、安心なモバイルワークスペースを実現することができる」と語る。
具体的な製品として、Windowsアプリケーションを配信、保護、管理するXenApp、XenAppのフル機能を単一のプラットフォームで提供するXenDesktop、モバイルワークスペースをセキュアな環境として実現できるというNetScalerなどを紹介したほか、Workspace Suiteによるトータルソリューションを新たに提供するとした。
「XenAppによってモバイルワークスペースの第1歩を踏み出すことができる。Workspace Suiteは最も優れたセキュリティを提供できるスイート製品。この製品の実績は日本ではこれからになるが、ぜひ日本の顧客、パートナーに導入してもらいたい」(King氏)