AmazonのAWSリソースを監視するためのエンタープライズ向けツール「AWS Config」の提供リージョンが、新たに5つ追加された。さらに、いくつかの機能強化も発表された。
AWS Configは2014年11月のre:Inventでプレビューとして発表されたものだが、新たにアジアパシフィック(東京およびシンガポール)、米国西部(北カリフォルニア)、南米(サンパウロ)、欧州(フランクフルト)の各リージョンで利用できるようになった。これまでAWS Configを利用できたリージョンは米国東部(バージニア北部)、欧州(アイルランド)、アジアパシフィック(シドニー)、米国西部(オレゴン)だった。
AWS Configは、エンタープライズユーザーがリソースや構成の状態を把握しやすくするためのツールだ。消費されているAWSリソースを追跡できるほか、「AWS CloudTrail」を使用して構成や依存関係を記録し、動的に変化する環境の特定のタイミングにおけるスナップショットを得ることもできる。
AWS Configが変更通知の送信に使用している「Simple Notification Service」(SNS)にも機能が追加されている。このアップデートで、電子メールによる通知が読みやすくなり、電子メールクライアントによるフィルタリングや処理も行いやすくなった。
また、AWS Configのソリューション提供パートナーに、「Logstorage」が追加された。これにより、個々の通知フィールドを検索し、その結果によってアラートを設定するなど、通知の検索に関してより細かい制御を行えるようになる。これは例えば、事前に承認されていないAmazon Machine Image(AMI)からのEC2の起動を検知するのにも使えるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。