日本オラクルは同社のエンジニアドシステム製品を月額で利用できるサービス「Oracle Infrastructure as a Service(IaaS) Private Cloud」を4月9日から提供している。パワフルかつ堅牢なプライベートクラウド基盤をシンプルな料金体系で迅速かつ柔軟に構築できるという。
利用できるのは、データベースの「Oracle Exadata Database Machine」、アプリケーションの「Oracle Exalogic Elastic Cloud」、データ分析の「Oracle Exalytics In-Memory Machine」、UNIXベースの垂直統合型システム「Oracle SuperCluster」、ビッグデータの分析基盤となる「Oracle Big Data Appliance」となっている。
IaaS Private Cloudでは、エンジニアドシステムのハードウェアとサポートを分かりやすい月額制で利用でき、初期投資と資産計上が不要になる。システムの所有権はオラクルに帰属するため、利用料は会計上、費用として計上できる。
オンプレミス型と同様のセキュリティと管理性に加えて、ワークロードに応じてCPUを柔軟に追加できるキャパシティオンデマンドの機能を提供。エンジニアドシステムの運用とパフォーマンス最適化を支援するサポートサービスである「Oracle Platinum Services」「Oracle PlatinumPlus Services」を追加料金なしで利用できる。
ユーザー企業のデータセンター、パートナー企業もしくはホスティングサービス事業者のデータセンターのいずれにも設置可能。パートナー企業はIaaS Private Cloudで導入したエンジニアドシステムを活用したサービスを複数のユーザー企業に対して提供できる。