AWS、機械学習サービス「Amazon Machine Learning」を発表

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-04-13 10:52

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間4月9日、初の機械学習製品となる「Amazon Machine Learning」を発表した。AWS開発者はこれを利用して、基幹系や運用系データから容易に価値を引き出すことができる。これにより、開発者は自分たちのデータから意味ある情報や予測を得るのに、外部の機械学習プラットフォームを利用する必要がなくなった。

 Amazonの機械学習分野への進出は、IBMが先に発表した「Watson Analytics」やMicrosoftの「Azure Machine Learning」の発表に続くものとなる。3社のサービスはともに、開発者が機械学習のインテリジェンスを自分たちのアプリに組み込むのを支援するものだ。Googleは2012年に機械学習分野で「Prediction API」をローンチしている。

 Amazon Machine Learningは、データから有益なパターンを見出して精度の高い予測を立てることを目的に、Amazon社内のデータサイエンティストが機械学習モデルのために構築した技術を土台とする。AWSはこれを一歩進めて、データの専門家ではない人でも利用できるようにすることを目指す。

 AWS Machine Learning APIを利用して、開発者は「Amazon S3」「Amazon Redshift」、または「Amazon RDS」の「MySQL」データベースにあるデータを取得できる。

 AmazonではMachine Learningを利用して、2つの可能性から1つを予測する二値分類、3つ以上の可能性から予測する多値分類、回帰分析の3種類に利用できると 説明している

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]