Oracleは米国時間6月18日、コンバージドインフラ部門の責任者として、Hewlett-Packard(HP)エンタープライズグループのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めていたこともあるDavid Donatelli氏を任命したと発表した。なお、同氏は最高経営責任者(CEO)Mark Hurd氏の直属になる。
Donatelli氏は、「Oracle Exadata」といったエンジニアドシステムや、サーバ機器、ストレージ機器、ネットワーク機器といった同社のインフラ製品の責任者を務めることになる。
Oracleは、Sun Microsystemsの買収以来、ハードウェア事業を成長させるうえで苦戦を強いられている。Oracleは統合型システムのリーダー的存在の1つに数えられるものの、6月17日に実施された第4四半期決算報告の電話会議で、役員らはハードウェア分野についてはほとんど何も述べなかった。
Donatelli氏の任務は「ハイブリッドクラウドにおける、Oracleのハードウェアソリューションを求める顧客からの声に応える」というものだ。
Hurd氏は声明で以下のように述べている。
David(Donatelli氏)は、Oracleがこの業界で唯一成長を続ける大手ハードウェア企業となる、まさに節目となるタイミングで参加してくれた。私はOracleの成長をさらに加速させ、製品の差別化を推し進め、Oracleの世界的なハードウェア事業のリーダーシップを盤石のものにするうえで、同氏が最適な人物だと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。