まとめ
ポスト仮想化の世界に進んでいくうえで、コンテナとマイクロサービスの重要性は高まっていく。これらの技術は主に、UberやAirbnbといった、ウェブをベースにした新興企業で用いられているが、大企業もこのトレンドを注視している。未来のワークロードは仮想化とコンテナ化を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャで取り扱われるようになるだろう。
VMwareやMicrosoft、Red Hatといった、既に仮想化に取り組んでいるベンダーは、コンテナのサポートに乗り出している。VMwareの「Project Photon」やProject Bonnevilleは、仮想化をけん引する企業がコンテナの価値を認めている表れと言える。そして、MicrosoftもDockerとの緊密な提携により一歩先行している。また、Windows Server ContainerとHyper-V Containerにより、法人顧客にとって最適となる仮想化とコンテナ化がもたらされる。Red Hatも「Atomic Host」と「OpenShift」で同じ方向に進もうとしている。
未来の配備モデルは、オンプレミスとパブリッククラウドにまたがったインフラを活用するとともに、仮想マシンやコンテナの利用によってアプリケーションをパッケージ化するという複雑なものになりそうだ。このトレンドはハイブリッドコンピューティングの定義を大きく変えることになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。