日本IBMは10月5日、顧客と共に未来を創造する拠点として、「戦略共創センター」を丸の内永楽ビルディング内に開設し、同日からオープンしたと発表した。
同社では本センターを通じて、先端テクノロジを活用したビジネスの構想策定、最先端のアナリティクスを駆使した経営戦略策定など、将来のビジネスに関する戦略策定などを行い、顧客の成長や日本経済の成長を支援する。

受付風景(IBM提供)
同社では、IBMのコンサルティングのスキルや知見、IBMリサーチの先端テクノロジ、豊富な実績に基づくIT技術の能力といったIBMのさまざまな力を集め、顧客の未来像を描き出す場として本センターを設立したと説明している。
戦略共創センターには、経営層を招いて議論を交わすための「エクゼクティブボードルーム」、プロジェクトで利用する「コラボレーティブスペース」、社員のワークスタイルを支援する「ビジターオフィス」が設けられている。
このうち、コラボレーティブスペースは数人のグループ会議から30人程度のセミナーにも利用できるよう、レイアウト変更が柔軟になっており、旧来の日本型企業からスタートアップ企業まで、多種多様な出会いの場を創出していくという。

コラボレーティブスペース(IBM提供)
また、本センターにおいては、世界規模で実施したグローバルの調査に基づく洞察をまとめたC-suite Studyに関するエグゼクティブ対象のイベントや、テクノロジを活用して新たな金融サービスを創出するFinTechに関するワークショップなどを順次開催する予定としている。