EMC企業連合がらみのM&Aアクティビティはまだ終わりそうにない。VMwareは米国時間10月14日、電子メールソリューションを提供するBoxerを買収すると発表した。Boxerはテキサス州オースティンに拠点を置く新興企業だ。
VMwareは、Boxerの買収で得た技術を「AirWatch」に組み込むことで、エンタープライズモビリティ管理サービス群における電子メールやコンテンツ、アプリに対するセキュアなアクセスをさらに強固なものにする計画だ。
Boxerは、モビリティ管理プラットフォームをコンシューマー向けと企業向けにそれぞれ提供しているものの、VMwareの狙いはBoxerの提供している、「iOS」機器や「Android」機器で動作する企業向けの個人情報管理(PIM)製品だ。この製品はアプリの管理やセキュリティ機能にコンテナ型のアプローチを用いている。
またBoxerは、VMwareの最高技術責任者(CTO)Noah Wasmer氏が「正確かつ超高速」と評したコンシューマーグレードのユーザーエクスペリエンスも生み出している。
今回の買収に関する金銭的条件は明らかにされていないものの、Boxerは過去に実施したシードラウンドで300万ドルの資金を調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。