DellのEMC買収によって、IT業界にかつてなかった規模の企業が誕生する。市場はこの報道を概ね楽観的に受け止めているようだ。
DellによるEMCの買収は顧客にメリットをもたらすのだろうか?
提供:CNET
DellによるEMCの買収が正式に発表された。670億ドルという、IT業界で史上最大規模となるこの買収の最終的な成果について、顧客やアナリストは慎重な姿勢を見せつつも楽観的に受け止めている。
両社は合併相手としてお互いが最適だと強調している。EMCの最高経営責任者(CEO)Joe Tucci氏は顧客向けの書簡で、今回の合併によって「デジタル革命やソフトウェア定義データセンター、ハイブリッドクラウド、コンバージドインフラ、モバイル、セキュリティを含む」2兆ドル規模のIT市場を支えるうえで最も重要な分野のリーダーが新たに誕生すると記している。
また、Dellはプレスリリースのなかで、小規模企業と中規模市場の顧客に重点を置いているDellの強さと、大規模企業を得意とするEMCの強さを結集する点について記している。
テクノロジ面に目を向けてみよう。VMwareのCEOであるPat Gelsinger氏によると、EMCの完全子会社である同社(2007年にニューヨーク証券取引所で新規株式公開時に売り出した15%の株式以外はすべてEMCが保有している)は、今回の合併における「重要な資産」だという。
同氏は「今回の合併はわれわれにとって成長に関するものであり、DellとEMCが合併してより大きな規模の企業になることでVMwareの成長が加速されるはずだ。われわれは中長期的に見て大きな機会を手にしていると考えている」と述べた。