レノボとニュータニックスが提携--コンバージドアプライアンス製品の開発で

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-11-05 10:23

 LenovoとNutanixは米国時間11月4日、Nutanixのソフトウェア定義ストレージソフトウェアが稼働するコンバージドアプライアンス製品の開発を目的とする提携を発表した。

 この提携により両社は、Lenovoの新たなコンバージドアプライアンス製品群を開発する。これらの製品はストレージとサーバ、仮想化サービスを組み合わせて1つの筐体に納めたものとなる。Lenovoは2014年にIBMから買収した(コモディティ化された)サーバ事業を活用することで、コンバージドインフラの開発を目指すとともに、データセンター分野でのシェアの拡大を狙っている。

 両社によると、開発する製品はLenovoのハードウェア上で、NutanixのIntelプロセッサ向けソフトウェアが稼働するものになるという。

 これらの製品はアプリケーションからビッグデータ、データベースに至るまでの、企業におけるあらゆるワークロードを処理できるものとなる。

 今回の提携のもと、新製品はLenovoの販売部門やチャネルを通じて販売されることになる。また両社は、「プラットフォームのエンジニアリングや開発に向けた大きな投資」も計画しているという。

 この提携では、データセンター関連企業がインフラの構成要素となるコンバージドアプライアンス製品をどのように提供していこうとしているかが浮き彫りとなっている。今後は、ソフトウェア定義された機器1台で、コンピューティングやストレージ、ネットワークといった処理をまかなえるようになるはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]