LenovoとNutanixは米国時間11月4日、Nutanixのソフトウェア定義ストレージソフトウェアが稼働するコンバージドアプライアンス製品の開発を目的とする提携を発表した。
この提携により両社は、Lenovoの新たなコンバージドアプライアンス製品群を開発する。これらの製品はストレージとサーバ、仮想化サービスを組み合わせて1つの筐体に納めたものとなる。Lenovoは2014年にIBMから買収した(コモディティ化された)サーバ事業を活用することで、コンバージドインフラの開発を目指すとともに、データセンター分野でのシェアの拡大を狙っている。
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両社によると、開発する製品はLenovoのハードウェア上で、NutanixのIntelプロセッサ向けソフトウェアが稼働するものになるという。
これらの製品はアプリケーションからビッグデータ、データベースに至るまでの、企業におけるあらゆるワークロードを処理できるものとなる。
今回の提携のもと、新製品はLenovoの販売部門やチャネルを通じて販売されることになる。また両社は、「プラットフォームのエンジニアリングや開発に向けた大きな投資」も計画しているという。
この提携では、データセンター関連企業がインフラの構成要素となるコンバージドアプライアンス製品をどのように提供していこうとしているかが浮き彫りとなっている。今後は、ソフトウェア定義された機器1台で、コンピューティングやストレージ、ネットワークといった処理をまかなえるようになるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。