Kasperskyによると、7人中1人が十分なセキュリティ知識を持ちあわせていないという。すべてのオンラインアカウントで同じパスワードを使いまわしているのだ。
パスワードを使いまわしていると、データ漏えい時に複数のアカウントが同時に攻撃されてしまう可能性がある。一方、複数のパスワードを利用している人はリスクのレベルが低くなるという。
同社が2015年に行ったある調査では調査では大文字、小文字、数字、シンボルを組み合わせた難しいパスワードを使わないという人は12%にのぼった。10人に1人がパスワートの長さが8文字以下だった。
また、紙に自分のパスワードを書いている、スマートフォン上にメモしている、コンピュータにテキストファイルとして保存している、ウェブブラウザのログインとパスワード保存機能を利用しているという人が57%もいることが明らかになった。ウェブブラウザにパスワードを保存することは、サイバー犯罪者の思う壺だという。
10月にKasperskyが発表した「The compared perceptions of passwords and underwear(パスワードと下着の認識比較)」レポートによると、ユーザーの多くが機密情報が自分のコンピュータに保存されていないと信じており、注意を払っていないことがわかった。73%が下着も履かずに外に出るよりもパスワード情報を手渡すことを選ぶと述べた。
「残念ながら、多くの人がインターネットの脅威の規模を理解しておらず、オンライン上にある自分の個人情報を真剣に保護しなければと思っていない。これは個人情報の損失リスクを高めている」とKaspersky Labの主席セキュリティ研究者David Emm氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。