自分の発言や行動についての情報を収集するには、コンピュータやスマートフォンには通常搭載されていないセンサが必要になることもあるかもしれない。しかし、そのためのハードウェアを手作りするのも、IBMによるアマチュアエンジニア向けの「mbed IoT Starter Kit」やその他のエレクトロニクス製品を使えば、以前ほどは難しくない。
「Google Now」やAppleの「Siri」は、主にスマートフォンで使用するパーソナルアシスタントだが、音声で操作するサービスを家の中で使えるようにする最初の製品の1つに、スマートスピーカ「Amazon Echo」がある。この製品は、バックエンドにAmazonの「Alexa Voice Service」を使用している。Zuckerberg氏は、長女の面倒を見ているときには、この製品を使って音声で音楽を選んでいるという。しかし同氏は、このサービスにはいくつか欠けている面があり、より幅広い機能を持ったアシスタントを作るつもりだと述べている。
「これは、人間のように対話できるものにするということだ。話しかけることができ、私と私の表情を理解したり、何が必要かを前もって予想したりできる機能を持たせる」とZuckerberg氏は言う。
「私は、誰がどの部屋にいるかに応じて、音声認識と顔認識を使って、照明や室温を設定するといったことにも興味がある。例えば、私は(妻の)Cillaよりも好みの室温が低いのだが、誰がどの部屋にいるかを見て、自動的に室温を調節することは可能になるのだ」(Zuckerberg氏)
Zuckerberg氏は、自分が作るAIは「アイアンマンに出てくるJARVISのようなもの」になると予想しているが、デジタルアシスタントを作ってしまうというようなアイデアは、大金持ちにしか思いつかないものだ。しかし、今やアイアンマンの主人公トニー・スタークでなくても、AIアシスタントの自作を始められる時代になった。あなたも試してみてはどうだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。