法人向けタブレット、2015年の出荷台数は253万台--金融業と医療福祉がけん引

NO BUDGET

2016-01-29 07:00

 IT専門調査会社IDC Japanは1月28日、国内タブレットソリューション市場の予測を発表した。同社のリポート「国内タブレットソリューション市場予測、2015年~2019年:産業分野別タブレット出荷台数とソリューション売上額」によると、法人向け全体のタブレット出荷台数は2015年に253万台を見込み、2014年~2019年の年平均成長率(CAGR)は12.2%になると予測している。

 また、2015年のタブレットソリューションの売り上げ額は、1兆1974億円になると見込まれ、2014年~2019年のCAGRは13.8%としている。2015年の売り上げ額を初期投資と年間運用費に分けた場合では、初期投資額は2649億円、年間運用費は9325億円になると見込んでいる。

国内タブレットソリューション市場 売上額予測:2014年~2019年
国内タブレットソリューション市場 売上額予測:2014年~2019年(IDC Japan提供)

 リポートでは、国内タブレットソリューション市場を金融、製造、小売、医療福祉、サービス、教育、その他の7つの産業分野に分けて分析している。その中で、2019年の売り上げにおいて最も大きなシェアを占める産業分野は金融、また2014年~2019年の売り上げ額のCAGRが最も大きな産業分野は医療福祉になるとみている。

 IDC Japanでは、法人向けタブレットを提供するベンダーは、今後現場の声を拾い、問題点を見つけ、改善していく継続的な努力が必要だとし、ユーザーも導入、運用を続けながら完成度を高めていくことが求められるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]