シマンテック、攻撃者の情報提供サービス--手口や被害状況などを分析

NO BUDGET

2016-02-18 11:08

 シマンテックは2月16日、攻撃者の情報を提供するサービス「DeepSight Intelligence services」の提供を開始した。脅威関連情報が集約されている「Symantec Global Intelligence Network」からのテレメトリ情報と精密な解析を組み合わせ、顧客が必要とする攻撃者の情報や手口、キャンペーン、被害状況まで脅威に関する情報を提供する。

 サイバー攻撃がより高度化、巧妙化している中にあって、企業は自社の情報資産を守るために、ネットワークやファイルベースの技術的指標だけでなく、脅威に関連する攻撃者の情報を考慮する必要があると指摘。だが、多くの企業ではこのような脅威に関連する情報を取得するための人材やリソースの確保に課題を抱えている。

 今回のサービスは、そういった課題に対するもので、企業は脅威の発生前と発生後にプロアクティブに対応できるという。サービスには以下の2つのソリューションが含まれる。

    Managed Adversary and Threat Intelligence(MATI)
  • 攻撃者の動向を監視して脅威のライフサイクルを予測する
  • 攻撃者の正体とその動機に焦点を当てる
  • 経営幹部やアナリスト、ネットワーク担当者を支援するためのインテリジェンスを提供
    Directed Threat Research
  • 企業に固有の疑問や要望に対処する個別のレポートを提供
  • Symantec Global Intelligence Networkから収集した知見を提供
  • モニタリングに基づいて脅威のライフサイクルを予測する

 MATIとDirected Threat Researchレポートは、DeepSight Intelligenceのポータルサイトと、最近提供開始されたDeepSight Intelligence APIを通じて利用できる。APIは情報の自動取得とセキュリティアプリを通じて利用でき、ポータルサイトでSymantecのセキュリティアナリストが利用しているものと同一の情報にアクセスできる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]