またIBMは、同社のSDKに対するちょっとしたアップデートとともに、Watsonアプリの開発を容易にするための「Application Starter Kits」も発表した。開発者で興味のある方は、IBMのBluemix上にあるマーケットプレイス上で、3つのベータ版APIとExpressive TTSを見つけられるはずだ。
IBMがWatsonプラットフォームをアップデートする速度だけでなく、開発者に向けてよりオープンに、そして利用可能性を広げていく速度には興味深いものがある。同社が未来のAIビジネスアプリのプラットフォームとして、Watsonをデファクトスタンダードにしようとしているのは明白だ。
まとめ
- IBMはTone AnalyzerとEmotion Analysis、Visual Recognitionという3つのAPIのベータ版を発表した。これにより開発者には、Watsonアプリを開発するためのより幅広いAI機能がもたらされる。
- これらツールはテキストと画像の入力を分析することに特化している。企業はこういった機能を用いて、自らのメッセージに含まれる微妙なニュアンスを確認したり、顧客からのレスポンスやフィードバックからより優れた知見を導き出したり、自らのパラメータに従った画像の追跡や洗い出しができるようになる。
- Watsonの新APIはBluemix上で利用可能となっている。またIBMはWatsonプラットフォームをますますオープンなものにし続けてきているようだ。IBMはWatsonを同社の認知コンピューティングプラットフォームの核として位置付けているのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。