アドビ、「Flash Player」の脆弱性24件を修正--既に攻撃が確認されている例も

ZDNET Japan Staff

2016-04-08 12:13

 Adobe Systemsは米国時間4月7日、「Flash Player」に存在する24件の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを、「Windows」「Mac」「Linux」「Chrome OS」の各OSに対してリリースした。

 このうち「CVE-2016-1019」は、Flash Player 21.0.0.197以前のバージョンに影響する深刻な問題だ。Adobeによると、このゼロデイ脆弱性が悪用されると「クラッシュを引き起こす可能性があり、影響を受けたシステムを攻撃者が乗っ取ることを可能にしてしまう恐れがある」という。「Windows 10」以前を搭載するシステムでFlash Playerのバージョン20.0.0.306以前を利用しているシステムに対して悪用されていることが確認されている。

 今回のアップデートではこのほか、開放済みメモリ使用の脆弱性(CVE-2016-1011、CVE-2016-1013、CVE-2016-1016~1017、CVE-2016-1031)やメモリ破壊の脆弱性(CVE-2016-1012、CVE-2016-1020~1029、CVE-2016-1032~1033)などが修正された。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]