Microsoftのいわゆる「死のブルースクリーン(Blue Screen of Death:BSOD)」のエラーコードが分かりにくいと感じたことはないだろうか。Microsoftはどうやら、コンピュータの不具合に関する正しい情報をユーザーに知らせるのに、QRコードを採用することを考えているようだ。
ホームコンピューティングを開花させて数十年が経過した現在でも、Microsoftはコンピュータがクラッシュしたり、フリーズしたりして再起動が必要である理由をユーザーに伝える最善の方法を模索しているようだ。
これまでMicrosoftは、ブルースクリーンになった理由を解説するにあたって、CRITICAL_SERVICE_FAILEDなど多数あるエラーコードから表示していた。
しかし、多くの人はこの情報を無視してシステムが自動で再起動するのを待つ傾向にある。現在Microsoftは、どのような不具合が起きているのかを知りたい人に対し、エラーコードを利用して回答をオンラインで調べるよう推奨している。
だがMicrosoftが注意しているように、これらのエラーコードは開発者向けであって、エンドユーザー向けではない。エンドユーザーに対しては、基本的なトラブルシューティングページを参照するよう促し、そこでソフトウェアのアップデートや新しいハードウェアの削除などの対策を推奨している。
Microsoftは今回、エラーメッセージを2つの要素から成るものとし、新たにQRコードを導入するようだ。MicrosoftのQRコードは、特定のエラーへのリンクを提供するのではなく、ベーシックなトラブルシューティングページへのリンク(http://windows.com/stopcode)となっている。
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エラーコードを使って回答をオンラインで探すように伝えるのではなく、サポートの人を呼ぶときにエラーコードを情報の一つとして提供するという目的のようだ。
もちろん、将来的にQRコードを使って特定の問題について説明するページを参照するように変更するかもしれない。だがユーザーがその情報を知ったところで何ができるだろうか。
この新しいQRコードとサポートフォーマットはWindows Insiderプログラムで提供を開始した段階であり、現時点では一般的なWindows 10ユーザーにはこのオプションは提供されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。