ネオジャパンは8月4日、オンプレミス型ビジネスチャットシステムの新版「ChatLuck V1.2」の提供を開始した。端末認証機能が追加された。
端末情報を登録すると自動的に端末認証コードが生成される。これにユーザー側のブラウザとアプリで認証が成功すると発行される暗号キーの2つを組み合わせて認証する。端末認証コードは一度暗号キーが発行されると排他制御がかかり、別端末からの二重利用を防止する。

端末認証の仕組み(ネオジャパン提供)
その他の機能改善としては、投稿された個人用の投稿内容や、一対一でのメッセージのエクスポートに新たに対応し、監査機能を強化した。実名と匿名のアンケートの使い分けにも対応できるようにした。
税別価格は、ユーザーライセンス(初年度サポート費含む)が100ユーザーで36万円、300ユーザーで108万円となっており、5000ユーザーでは560万円。またチャットスペースを提供するルームライセンス(初年度サポート費含む)は10ルームで15万円。
新版提供にあわせ新着情報をデスクトップへ通知するクライアントアプリも同時リリースした。新しいメッセージが届くと、リアルタイムにデスクトップに通知が表示される。
WindowsとMac両方に対応でき、自動アップデート機能を備えているため、展開後の管理負荷も少なくて済む。オープンソースのフレームワーク「Electron」を活用している。Electronは、Node.jsをベースにHTMLやCSS、JavaScriptでWindowsやOS X、Linuxに対応するクロスプラットフォームのアプリケーションを開発できる。
ChatLuckは、ウェブ型のビジネス向けチャットシステムで、クラウドではなくオンプレミス型で提供される。社外に情報を預けることなく、自社専用のチャット環境を構築できる。PCやタブレット上のウェブブラウザからの利用だけでなく、スマートフォン専用アプリで外出先から社内外のメンバーとリアルタイムにコミュニケーションできる。