こんにちは、さとうなおきです。「週刊Azureなう」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。
ちょうどお盆の時期なので、夏休みを取っていた方も多いのではないでしょうか? そんな中でも、Azureのアップデートがある限り「週刊Azureなう」は休みません(笑)
Azure RemoteApp: サービス終了の発表
Azure RemoteAppは、リモートデスクトップサービス(RDS)のRemoteApp機能を基にした、さまざまなデバイスからのWindowsアプリケーションのリモートアクセスを可能にするサービスです。
今回、約1年後の2017年8月31日に、Azure RemoteAppサービスを終了する予定であると発表しました。Azure RemoteAppの新規購入は、2016年10月1日で終了する予定です。Azure RemoteAppをお使いになっている既存のユーザー向けのサービスは、2017年8月31日までサポートします。
併せて、リモート デスクトップ/アプリケーション領域のトップベンダーであるCitrixとの提携強化も発表しました。Azure RemoteAppに代わる新しいサービスとして、Citrixは、Azure上で動作するXenApp “express” を現在開発中です。XenApp “express” は、あらゆるデバイスにWindowsアプリケーションを配信するために、アプリケーションリモーティングの簡潔性とAzureのスケーラビリティを、XenAppのセキュリティ、管理、パフォーマンスの利点と組み合わせます。
Microsoftは、Azure RemoteAppの既存のユーザーがXenApp “express” に円滑に移行できるようにすることに全面的にコミットしています。他の選択肢として、ホスティングパートナーが提供するソリューションや、Azure IaaSにデプロイされるリモートデスクトップ サービス(RDS)への移行も可能です。
今回の発表の詳細は、Enterprise Mobility and Security Blogのポスト、MSKK Cloud OS Tech Blogのポスト、関連記事、新しいXenApp "express"のページをご覧ください。
Azure RemoteAppを現在お使いのお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、今後数カ月にわたって、XenApp “express”とAzure RemoteAppからの移行に関してさらに詳細な情報を提供していく予定ですので、今後の最新情報に引き続き注目していてください。

XenApp "express"のページ