AWS向けマネージドクラウドを日本で--セキュアワークス - (page 2)

大河原克行

2016-09-21 07:30

三科涼マネージャ
SecureWorks Japan セキュリティ&リスクコンサルティングの三科涼マネージャ

 SecureWorks Japan セキュリティ&リスクコンサルティングの三科涼マネージャは、「クラウド環境下におけるセキュリティ侵害の継続時間と影響範囲を最小化。知見を生かして、攻撃手法や侵害影響の範囲を可視化し、根絶するための支援を実施。契約によっては、事後の調査対応だけでなく、インシデント発生前の対策からサポートすることができる。AWSのセキュアな活用を実現し、クラウド活用の可能性をさらに引き出すことができる」とした。

 デル 最高技術責任者の黒田晴彦氏は、「SecureWorksは、デルグループの一員として大変重要な会社である。一方で、オンプレミスとパブリッククラウドをつなげて活用することは常識になっており、これを一気通貫で管理する必要がある。今回のサービスは、AWSが持つ独自の環境をシームレスで管理し、インシデントレスポンス対応が可能になる。日本において、ハイブリッド環境でトータルサポートが実現できるようになったことは大きな出来事。一貫したサイバーセキュリティ対策が実現できる」と述べた。

 SecureWorksは、米アトランタに本社を置き、2000人以上の社員を擁し、デルテクノロジーズの傘下ながらも、独立性を維持しているのが特徴。世界59カ国、4300社での導入実績がある。

 Counter Threat Unitリサーチチームに80人以上の専任セキュリティリサーチャーが在籍。新たな発生する脅威のトレンドを掌握するとともに、迅速に対応手法を開発し、インテリジェンスを適用する。

 「セキュリティ製品を売るのではなく、セキュリティサービスを提供する会社であり、プランニングから実装、運用までのソリューション全体をエンド・トゥ・エンドでサポートする。ガートナーのマジッククアドラントでは、マネージド・セキュリティサービスにおいてリーダーのポジションに位置づけられている」(SecureWorks Japanのモルツ代表取締役)という。

黒田晴彦氏
デル 最高技術責任者の黒田晴彦氏

 また、「EMCの買収によって、デルテクノロジーズになったが、現時点では、いままで通りの体制を維持することになる。今後、詳細を詰めていくことになる。従来から、RSAセキュリティの製品をモニタリングの対象としており、それはこれからも変わらない。これまでつきあいがない企業にも入っていくことができるようになる」(SecureWorks Japanのモルツ代表取締役)としたほか、「それぞれのオペレーションを独立していくことは決定している。だが、連携したシナジー効果は見込んでいる」(デルの黒田最高技術責任者)とした。

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