- Japan Edition
- ZDNet is available in the following editions:
- Austrailia
- Asia
- China
- France
- Germany
- United Kingdom
- USA
- Blog
- ホワイトペーパー
- 企業情報センター
- アメリカ発
- builder by ZDNet Japan
- CNET Japan
- TechRepublic Japan
世界中に点在するコンピュータにデータを分散、非中央集権ネットワークにより、データの破壊や改ざんを困難にするブロックチェーンについてさまざまな企業が実証実験を始めている。仮想通貨や勘定系システムだけでない、社会インフラや企業システムへの展開の可能性を識者が語る。今回は5回目(第1回)(第2回)(第3回)(第4回)。参加者は以下の6人。
小川氏:これまでの話から、ブロックチェーンはSIerや情報システム部門が担う役割も変化していくということでしょうか。
川村氏:事業部門の方々のほうがブロックチェーンの特性を理解して考えてくると、従来のSIerや情報システム部門が担っていた役割は変わってしまうと思います。
杉井氏:例えば積み木を積み上げるようなかたちで、小さい業務がたくさんあるとします。「業務を積み上げて、線で結んで」といった、「どういう条件で」というプロセスフローを積み上げて業務ができるプラットフォームは流行るんじゃないかなと思います。そういうのができてくると、情報システム部門はいらなくなる可能性は高いかもしれません。これはセールスフォースやkintoneでもそうですが、業務を知っている現場の人や企画書を書くだけでいい。
朝山氏:データベースアーキテクトという仕事もなくなるかもしれない。
杉井氏:そうかもしれません。僕は「プログラムを書いたら負け」くらいのことを言っているんです。業務を知っていて、業務を設計するほうが重要なんです。どういう粒の集まりで業務ができているのか。小さい業務を束ねたものが大きな業務になっていき、それがさらに集まって大きな業務になっていくわけです。そういう業務設計ができるほうが僕は重要で、情報システム設計はなくなると思うんです。これはブロックチェーンだけの話ではありません。
ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)
ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。