海外コメンタリー

MSの最新「Azure HDInsight」--Spark 2.0対応やHive高速化、セキュリティ強化など - (page 3)

Andrew Brust (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-10-05 06:30

サードパーティーに対するサポート

 最後に、MicrosoftはサードパーティーのISVが開発したアプリケーションをHDInsightと統合できるようにする、「Azure HDInsight Application Platform」というプラットフォームを6月にローンチしている。これを利用することで、ISVのアプリをHDInsightのクラスタとともにプロビジョニングしたり、既存のクラスタに簡単に追加し、クラスタやそのリソースをオンプレミスのインストールと同様にアクセスできるようになる。

 (なお、筆者の勤務先はDatameerだ。DatameerはHDInsight Application Platformに搭載されるアプリケーションを開発した最初のISVであり、HDInsightに関する29日のMicrosoftのプレスリリースには筆者の上司である、Datameerの最高経営責任者(CEO)Stefan Groschupf氏の言葉が引用されている)。

 またMicrosoftは29日、Cask DataStreamSetsもHDInsightのISVプログラムに参加すると発表している。Datameerは素晴らしい企業とともに同プログラムに名を連ねることになるわけだ。Caskは、Hadoopスタック全体とSparkにまたがる素晴らしい統合APIを開発者に提供している。そしてStreamSetsは、機械が生成したストリーミングデータを取り扱うための、データフロー処理向けの管理プラットフォームを提供している。

提供開始時期

 HDP 2.5とSpark 2.0はAzure HDInsightで29日より使用可能になっている。HiveでLLAPモードを利用したいという場合、プレビュー版で提供されている特別なHDInsightクラスタタイプのプロビジョニングが必要だ。

 Azureを使用しているのであれば、この製品の試用をお勧めする。私も、「Visual Studio Live!(VSLive!)」カンファレンスでの10月6日のHDInsightのプレゼンテーションに向けて試用するつもりだ。HDInsightは、用意していたプレゼンテーション内容を、1週間前になって陳腐化させてしまうような素晴らしいクラウドプラットフォームなのだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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