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IBM、「Watson」を使用した対話型ショッピングプラットフォーム「XPS」を買収

Natalie Gagliordi (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-11-02 19:50

 IBMは米国時間11月1日、「IBM Watson」を使用する対話ベースの製品レコメンデーションプラットフォーム「Expert Personal Shopper」(XPS)の買収を発表した。このプラットフォームはもともと、Eコマース企業のFluidが、2014年にIBMからの支援を受けて開発したものだ。支援の条件は開示されていない。

 ショッピングプラットフォーム「XPS」は、機械学習とAIを使用して、実店舗の店員が提供している専門知識やアドバイスを再現するような、自然な対話を生み出す。XPSは、消費者が商品を購入する際に、インターネットで調べ物をする時間を節約できるようにすることを目指したものだ。

 XPSのクラウドアプリケーションは、利用者の質問に答えるために、ブランドのデータ、レビュー情報、オンラインコンテンツをその場で収集しつつ、製品に関する詳しい情報を提示し、レコメンデーションを行う。マーケティング担当者も、このアプリを利用して消費者とやりとりすることができる。

 IBMは、今回の買収によって、XPSを旅行、保険、自動車など、選択のプロセスが必要なあらゆる業界に拡張する予定だと述べている。XPSはIBM Interactive Experience(IBM iX)部門が提供するSaaSサービスポートフォリオの一部として提供されることになる。XPSチームの一部主要メンバーは、IBM iXに加わる。また、XPSを利用していた「The North Face」と「1-800-Flowers」は、IBMの顧客になる。

 IBM iXのグローバルリーダーPaul Papas氏は、声明の中で「当社は、Expert Personal Shopperプラットフォームを、当社の小売向け顧客エンゲージメントおよびコマースソリューションに取り込む。IBM iXは、XPSをデジタル体験に加えることで、オンライン上での発見を消費者にとってより簡単で、スマートで、個人に合わせた体験にすることを狙っている。当社はXPSが、小売業以外にも、さまざまな業界のブランド向けデジタル資産に活用、適用可能だと考えている」と述べている。

 同社が数年に渡って、XPSの開発に協力してきたことを考えれば、今回のXPS買収は自然なことだ。IBMはFluidに対し、財務面でのサポート以外にも、Watsonのテクノロジや専門家、知的財産へのアクセスを提供しており、The North Faceブランド向けに設計されたXPSのプロトタイプ開発にも深く関与していた。

 財務的な買収条件は明らかにされていない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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