Microsoftが「Visual Studio for Mac」のプレビュー版と「Visual Studio 2017 Release Candidate」を開発者向けにリリースした。今週、一時的に公開されていた情報は正しかったようだ。
Visual Studio for Macは「Visual Studio for Windows」の移植版ではなく、「Mac」で動作する「Xamarin Studio」統合開発環境(IDE)をベースにしている。(Microsoftは2016年に入り、モバイルツールベンダーのXamarinを買収した)。Visual Studio for Macのプレビュー版は米国時間11月16日よりダウンロード可能になっている。
Visual Studio 2017は、Microsoftが「Visual Studio Next」(または「VS '15'」という開発コード名)で呼んできた製品の正式名称だ。16日より、正式リリース前の最終段階にあるVisual Studio 2017のリリース候補(RC)版がテスター向けに公開されている。このRC版には、いくつかの新機能が含まれているが、現時点でほぼ完成している。関係者が今週筆者に話してくれたところによると、Visual Studio 2017の完成版の一般向けリリースは2017年初頭に予定されているという。
Microsoftは16日よりニューヨークシティ開催されている開発者向けイベント「Microsoft Connect(); // 2016」で、これらの発表を行った。
Microsoftはこのイベントで、同社がThe Linux Foundationにプラチナメンバーとして加盟したこと、そして、Googleが.NET FoundationのTechnical Steering Committeeに参加することも発表した。
Visual Studio for Macは、「Visual Studio IDE」にあるものと同様のコンパイラ「Roslyn」、「IntelliSense」、リファクタリング機能を備える。Visual Studio 2017 RCには、リファクタリング、コード生成、コード分析、ナビゲーション、テスト、デバッグに関する機能強化が含まれると関係者は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。