MS、「Visual Studio for Mac」のプレビュー版と「Visual Studio 2017 RC」をリリース

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-11-17 12:28

 Microsoftが「Visual Studio for Mac」のプレビュー版と「Visual Studio 2017 Release Candidate」を開発者向けにリリースした。今週、一時的に公開されていた情報は正しかったようだ。

 Visual Studio for Macは「Visual Studio for Windows」の移植版ではなく、「Mac」で動作する「Xamarin Studio」統合開発環境(IDE)をベースにしている。(Microsoftは2016年に入り、モバイルツールベンダーのXamarinを買収した)。Visual Studio for Macのプレビュー版は米国時間11月16日よりダウンロード可能になっている。

 Visual Studio 2017は、Microsoftが「Visual Studio Next」(または「VS '15'」という開発コード名)で呼んできた製品の正式名称だ。16日より、正式リリース前の最終段階にあるVisual Studio 2017のリリース候補(RC)版がテスター向けに公開されている。このRC版には、いくつかの新機能が含まれているが、現時点でほぼ完成している。関係者が今週筆者に話してくれたところによると、Visual Studio 2017の完成版の一般向けリリースは2017年初頭に予定されているという。

 Microsoftは16日よりニューヨークシティ開催されている開発者向けイベント「Microsoft Connect(); // 2016」で、これらの発表を行った。

 Microsoftはこのイベントで、同社がThe Linux Foundationにプラチナメンバーとして加盟したこと、そして、Googleが.NET FoundationのTechnical Steering Committeeに参加することも発表した。

 Visual Studio for Macは、「Visual Studio IDE」にあるものと同様のコンパイラ「Roslyn」、「IntelliSense」、リファクタリング機能を備える。Visual Studio 2017 RCには、リファクタリング、コード生成、コード分析、ナビゲーション、テスト、デバッグに関する機能強化が含まれると関係者は述べている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]