米大手から極小スタートアップまで参入--金融視点の2017年展望

松下康之 2017年01月02日 07時00分

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 2016年秋、米ラスベガスで金融業界の一大イベント「Money 20/20」が開催された。各業界とITの融合という2017年の一大テーマについて、金融業界の視点で今年を占う。

 Bank of AmericaやJPMorgan Chaseなどの銀行から、Visa、Masterなどのクレジットカード会社、PayPalやTwilioなどのインターネットベンチャー、中国や韓国からはAlipay、UnionPay、Samsung Payなど、さらにIT系のIBMやIntel、AccentureなどのITベンダーやコンサルティングなどが参加し、金融業界がITとコンバージェンスを進めているのが手に取るように分かるイベントだ。ここでは、Money 20/20の展示会上の様子を紹介する。

Money 20/20
いかにもラスベガスなMoney 20/20の看板

 一番大きくブースを構えていたのはMasterCardだ。黒を基調にしたブースで、多くの来場者が訪れていた。競合のVisaはエキジビションホールの外にブースを構えていた。訴求していたのは主にデジタルペイメントソリューションだ。


MasterCardのブース。奥にあるのはカフェスペース?

 次に大きかったのはIngenico。スマートターミナルなどを開発、販売する企業で業界最大手と言っていいだろう。ミーティングスペースを設けてプレゼンテーションをするというより、訪れた来場者とじっくり話し合うという感じの作りである。

Ingenicoの展示ブース
Ingenicoの展示ブース

 同じスマートターミナルと言っても、こちらはひたすらターミナルそのものを展示していたPoyntのブース。最高経営責任者(CEO)のプレゼンテーションの直後に訪れたところ、誰ひとりとして社員がおらず、全員CEOのプレゼンテーションを聞きに行っていたらしい。

 新しいターミナルを発表するのが目的だったとは言え、日本ではあまり見られない状態だった。ただ、新しいPoynt 5というターミナルには多くの来場者が殺到し、担当者をつかまえて説明を聞くのも苦労するぐらいの人気であった。Ingenicoのブースの派手さの無さと比較すると勢いがあるのが分かる。


Poyntのブース

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