ジャストシステムは11月24日、ウェブデータベースソフトの最新版「UnitBase 5.0」を2017年1月20日に発売すると発表した。税別価格は同時ログイン10ユーザーの場合で199万円。
UnitBaseは、Excelファイルなどを取り込み、マウスでのドラッグ&ドロップ操作でデータベースを作成できるウェブデータベースソフト。ノンプログラミングで案件管理や問い合わせ管理、顧客管理、決裁・稟議フローなどの業務に必要なシステムを作成できる。同時ログインライセンスのため、利用者数やデータベース数を気にせず、コストを抑えて複数部署や全社に展開できる。
最新版のUnitBase 5.0では、ユーザーインターフェースを大幅に強化した。また、フィールドの入力値に応じたフォーム表示の制御、複数フィールドの自動照合による入力の整合性確認、データベース間のレコードコピーによる業務フロー一元化のための「自動アクション」などの機能を搭載している。
ユーザーインターフェースの強化では、入力フォームのフィールド配置を4列まで設定可能にし、ラジオボタンや複数チェックボックスなど、フィールドの表示形式を拡充した。また、Google ChromeやiPadのSafariなどにも対応できるようにした。さらにメニューやヘルプ、マニュアルを英語表示に切り替えられるようにし、海外拠点へのスムーズな導入も可能になった。

フォーム表示の制御では、フィールドに入力した値の条件に応じて、他のフィールドの表示/非表示を動的に切り替えることが可能になった。また、1つ目のドロップダウンリストの選択肢により、次のドロップダウンリストの選択肢を絞り込むこともできる。

自動照合による入力の整合性確認では、入力した複数のフィールドの値に応じて、入力チェックを行う。「出荷日」が「受注日」よりも以前に設定されている場合や、「対応中」のステータスで「対応者」が未入力の場合はエラーにするなど、業務ごとのロジックを反映できる。

「自動アクション」は、データベースに登録されたレコードを、自動的に他のデータベースにコピーする機能。「旅費申請」レコードが承認されると、自動的に「旅費精算」データベースにも必要な情報がコピーされるようになる。これにより、複数のデータベース間をまたがる業務フローをUnitBaseで一元化できる。
