調査

世界進出に際する財務部門の課題は「人材」「システム」--キリバ調査

NO BUDGET 2016年12月03日 07時00分

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 キリバ・ジャパンは11月15日、「事業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題」に関する調査結果を発表した。調査は、日本CFO協会がその会員を主体とした日本企業の財務部門を対象として実施、9月22日~10月5日にかけてオンラインで283件の回答を得た。

 調査結果の概要は以下の通り。

  • 財務部門の役割についての認識

  •  回答者が担当している業務範囲については、一部に年金の担当者も含まれているが、多くの回答者の担当業務は銀行関係管理や銀行口座管理、資金繰り管理、資金運用、資金調達、リスク管理、決済、M&Aサポートなどであり、一般的に想定される財務部門が担う役割となっている。

     担当地域でみると、国内のみを担当しているとの回答が37%、国内・海外の両方を担当しているとの回答が63%となり、多くの企業で国内と海外の区別なく管理をしていることが分かる。

     これは、昨今の日本企業のグローバル化の進展に伴い海外事業の重要性が増したことにより、個社最適や地域最適から全体最適へと管理が移行している結果であると考えられるという。

  • グローバル化においてCFOが対応すべき課題(複数回答可)

  •  「グローバル化においてCFOが対応すべき課題」という質問に対しては、8割近く(78.28%)の回答者がグローバル化をリードする人材の獲得・育成を課題として挙げている。事業展開がグローバル化していく中で、財務業務やリスク管理業務で求められる知識や経験についてもグローバルなものが求められており、これらの業務の高度化をグローバルで推進していけるような人材が圧倒的に不足している結果であると見ることができる。

  • 課題解決をしていく上で必要となる経営資源

  •  「課題解決をしていく上で必要となる経営資源」との質問に対しては、「人材」を挙げた回答者が91.4%で、次いで、「IT・情報化」を挙げた回答者が51.5%となった。

     課題解決のための「手段」や「ツール」は必ずしもシステムである必要はないが、CFOの考える課題を解決するために必要な最初の第一歩は、情報を適時可視化することにあるとキリバ・ジャパンは指摘する。グローバルでビジネス展開している企業において効率的かつ適時に情報を見える化するための手段やツールとしてはシステムの活用が有効であると考え、多くの回答者が「IT・情報化」を挙げたのではないかと推察されるとした。

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