編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」
Dr.津田のクラウドトップガン対談

雪氷と外気による「超高効率データセンター」を展望(1) - (page 2)

吉澤亨史

2016-12-12 11:00

 また、2014年から2019年までの市場予測では、マーケット全体が約120%に伸びて、その中でクラウドは約180%、ハウジングも約115%に伸びますが、グロスでいうとまだまだ2/3がハウジングなのです。

 私たちがデータセンター市場に取り組むといったときに、「AmazonやMicrosoftに勝とうとしているのか」と言われました。そうではなく、「やはり自分の手元にデータを置きたい」「分かるところに置きたい」「いざとなったら駆けつけたい」というような、情緒的なところも含めて日本のユーザー独特のニーズに対応するハウジングサービスはまだまだ伸びると考えました。

 クラウドにはパブリッククラウドとプライベートクラウドがありますが、調査データを深掘りしてみますと、パブリッククラウドはAmazonやAzureなどが占めている一方で、プライベートクラウドは国産企業、内資系企業が占めています。データの場所を把握した上で管理したいというニーズに対しては、国内企業も頑張っていて、ハウジングも含めて伸びていることが分かりました。

 今回、事業検討する際に、データセンター事業者やSIer、金融機関、コンサルタントなど、いろいろな方に話を聞きました。すると、みなさんに強く反対されました。「この持たざる時代に何ごとか」「データセンター事業者は価格競争で疲弊している」というわけです。

 少々驚きましたが、皆さんのおっしゃることが見事に一致していることに違和感を持ち、色々調べたところ、それらの指摘の背景にあるのは、日本のデータセンターの構造的な課題だと気づきました。

 その1つが設備の老朽化です。そもそも日本のデータセンターのうち、約7割は首都圏に集中しています。私が話を聞いた方々も、首都圏でビジネスをしている人たちでした。老朽化によって生じる大きな問題は電力量と床耐荷重です。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]