CTC、農作業者向け健康・労務管理で富士通のIoTサービスを活用

NO BUDGET

2016-12-12 15:28

 富士通は12月9日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の農作業者向け健康・労務管理IoTソリューションに、「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(MetaArc)」で展開している「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE(ユビキタスウェア)」が採用されたと発表した。

 夏場の高温多湿なビニールハウス内では熱中症による農作業中の事故が起きやすい。こうした事故を防止する目的で、CTCでは農作業者の状態を管理するソリューションの重要性に着目し、予防も含めた健康管理や状態管理へのIoT活用を検討していた。

 MetaArcは、クラウド、モバイル、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などの最先端技術と、富士通が持つシステム開発の知見、ノウハウを融合したデジタルビジネス基盤。MetaArcで稼働するユビキタスウェアは、動作や身体の状態、位置情報を取得し、同社独自のアルゴリズムで分析、解析されたデータをもとに、作業者ごとの安全や労務を管理する。さらに作業記録と連動して、作業計画の分析や生産量の予測情報を提供する。

 CTCは、自社IoTソリューションに、データを収集するための各種センサを搭載した富士通の専用モジュールを組み込むことで、センサの選定やデバイスの開発、センサデータの分析と解析、アルゴリズムの開発などが不要となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  3. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  4. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  5. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]