「Microsoft Translator」、グループで対面リアルタイム会話が可能に

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部 2016年12月15日 12時19分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 フランスのシャルトル大聖堂でガイド付きツアーに参加しているとしよう。周囲にはブラジル、中国、ロシア、ドイツからの観光客がおり、フランス語を話す人はいない。これまでなら、それぞれにツアーガイドが必要だった。Microsoftの新しい「Microsoft Translator」アプリは、このような多言語という障害を取り除こうとしている。Microsoft Translatorは、ガイドの言葉をほかの8言語に翻訳できる。逆方向の翻訳も可能だ。

 新しいMicrosoft Translatorは米国時間12月13日にリリースされた。機械翻訳の達成レベルを新たに押し上げるものとなる。「Google Translate」やMicrosoftの「Skype Translator」は2人の会話にのみ対応している。

 言語が通じない国に身を置くには素晴らしい時代だ。旅行中は、スマートフォンに複数のアプリを入れて持ち歩くことができる。Google Translateは52言語に対応しており、オフラインでも利用できる。スマートフォンのカメラを利用してテキストを認識し、翻訳してくれる。また、たとえば中国語のキーボードの使い方がわからない場合は画面上に文字を書けば認識してくれる。Microsoft Translatorアプリは「iPhone」や「Android」ベースのスマートフォンに対応しており、「Apple Watch」や「Android Wear」と連携して利用することもできる。

 Microsoft Translatorのグループ会話機能は、人工知能(AI)の能力を新たに実証するものとなる。AIは2016年の技術業界の話題をさらったと言える。長年にわたる学術分野での研究開発が実り、実世界の製品やサービスへと発展した。

 Microsoftは、人間の脳から着想を得たニューラルネットワークを利用している。事前にプログラムされたルールではなく、現実世界の話し言葉をベースに翻訳方法を学ぶもので、利用者が多いほど精度が高くなるというメリットがある。


提供:Photo by Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算