こういった神経科学の分野は、未来のテクノロジを語る際に切っても切れないものとなる。つまり人工知能が発達を続け、おそらくは真の汎用知性が生み出された場合、その機械は意識を持っているのか、そして持っているとすれば、そのことにどのような意味があるのかという問題だ。このような人工知能が何らかのロボットの体内に埋め込まれた場合には、問題は特に大きなものとなるだろう。
同氏は「ロボット工学の専門家である友人は、われわれがある種の認知プロセスで非常に優れたシミュレーションを実現し、それをロボットに組み込んだ際に、実験から予想される通りの振る舞いをロボットがするかどうかをテストできると確信している」と述べている。
またAmunts氏は、「われわれは脳組織の原理を理解しようとしている。どのように脳が組織化されているのか、そしてわれわれが話し、理解し、計算する際の規則、すなわちどのように情報が組織化されているのかという点についてより良い理解が得られれば、意識というものが持つ意味についてより深い洞察が得られるとわれわれの多くは確信している」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。