この書籍には以下のような情報が記されている。
オープンソースを採用せざるを得ない理由はいくつもある。
- 多くの組織がオープンソースを利用し、ソフトウェアやハードウェアのソリューションを迅速に現実化している。オープンソースによって、業界をリードするソフトウェアへのアクセスや、シンプルな配備、容易なカスタマイズが素早く行えるようになる。
- また組織によっては、コストの低減が最も重視されているところもある。オープンソースは、商用ソフトウェアのライセンス取得費用や、ソフトウェアの社内開発費用に比べるとずっと安価なソリューションと言える。このようなコストの低減は入手時のみならず、配備やサポート、保守を行う際にも見られる。
- 柔軟性という点でオープンソースを選択する組織もある。ソースコードが手に入れば必要な修正を自由に追加できる。また、オープンソースのライセンスはコードや配備戦略の変更をも可能にする柔軟性を備えている。
- 多くの分野において、最先端技術はオープンソースコミュニティによって開発されている。これは、例えばインターネットやネットワークのプロトコルのほか、「Android」といったモバイル機器向けOSや、「WordPress」などのコンテンツ管理システム(CMS)、科学分野のコンピューティングを見れば明らかだろう。このような分野に関わる企業は、オープンソースに参加する必要があると言ってもよいだろう。
ITプロフェッショナルにとって、これらは当たり前のことかもしれない。しかし、オープンソースとは何かや、それによって自社にどのようなメリットがもたらされるのかをよく理解していない社内の人々は、この電子書籍でたやすく概要を把握することができるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。